俳句詩

T
 
高圧線の幾すじ
凍れる国に絃を張る
音楽圏の北の涯て
 *
白い陽
孤独なジョギングの行くては
死の青い山
 *
生きねばならぬわれら
細かく生え揃う草と
地中の嘲笑と
 *
陽ははや低い
われらが影は巨人のもの
瞬時に落ち来る闇


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