俳句詩

W

背に神の風
音なく来る銃撃――
あまりに長い ひとつの夢
 *
灰色の静寂
青い巨人が通過する
海よりの 冷たい微風
 *
わたしは そこに居たのだ――
そして 石灰塗りの白壁に
蠅が集まる
 *
人のかたちの鳥たち
林檎の樹々は花をつけていた
この大きな謎


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